突然ですがIPO投資家の皆さん裏幹事証券はご存知でしょうか。主幹事証券、幹事証券は知っていても裏幹事証券は聞いた事がない方が多いのではないでしょうか。知らなくて当然です。裏幹事証券とは、管理人が勝手に命名した証券会社だからです。

 

IPOに当選するには、その名の通りメインでIPOの取り扱いをおこなう主幹事証券会社、株の配分を任された幹事証券会社でIPOのBB抽選に参加する必要があります。

 

主幹事証券、幹事証券(平幹事)は、IPOのルールとして目論見書に記載があります。逆に説明しますと、通常は目論見書に記載のない証券会社からは、IPOのBB抽選に参加する事が出来ないのです。

 

裏幹事証券とは?

しかしここに実は裏技が存在しているのです。ごく稀に目論見書に掲載されていない証券会社でIPOの取り扱いがあるのです。そのような証券会社の事を正式には委託幹事と呼びます。主幹事、幹事証券(平幹事)から委託されてIPOの取り扱いをおこなうので、そのように呼ばれています。

 

しかも、その発表は突然おこなわれます。時期的にはだいたい、BB抽選の申し込みがはじまったあたりです。主幹事、幹事証券(平幹事)のように目論見書に記載されているわけでないので、IPO取り扱いの発表自体がスルーされる場合もあるのです。(多くは口座開設していないと分からない)よってIPOに申し込みする方も必然と少ないという事が予想されます。

 

委託幹事はひっそりとIPOの取り扱いがあるという事で、穴場中の穴場証券会社=(イコール)裏幹事証券と呼んでいます。勿論、その理由は断トツに当選確率(管理人の当選結果より)が高いからです。

 

GMOグループのIPOでは、ほぼ間違いなく裏幹事になるGMOクリック証券、2015年度は2度の当選を果たした松井証券と管理人の過去実績がその事実を証明しています。

 

裏幹事証券の実績がある証券会社

松井証券

松井証券、2015年度のIPO取り扱い実績は15社です。しかもそのほとんど実は裏幹事証券としての参加です。さらにその発表はBB抽選中です。しかもBB抽選初日ではなく大抵2日目以降にログインし、取引画面を確認したら取り扱いされていたというケースが大半です。

 

松井証券のトップ画面にもIPO取り扱い事を発表しない場合がほとんどなので、多くの方がIPOの取り扱いがあった事さえ知らずにBB抽選期間中が終了する事が多いでしょう。

 

裏幹事実績多数・・・・松井証券 ネット株取引

 

楽天証券

楽天証券も突如、裏幹事証券としてIPOの取り扱いがある事がほとんどです。その数、現時点では松井証券程ではありませんが、2016年も既に数社の実績があります。実は楽天証券でIPOの取り扱いがあった事さえ知らないIPO投資家の方が多いでしょう。

やはり裏幹事だけに口座にログインしてみないとIPOの取り扱いがある事がわかりません。

密かに裏幹事の・・・・楽天証券

 

カブドットコム証券

カブドットコム証券の裏幹事としての参加があるかどうかは、三菱グループなだけに三菱UFJモルガン・スタンレー証券での取り扱いがある時に委託幹事(裏幹事証券)になる事が多いです。

 

三菱UFJモルガン・スタンレー証券が主幹事の時はほぼ間違いなく、裏幹事になっています。それだけに裏幹事証券の中では比較的有名な証券会社になり、穴場中の穴場とはいえないかもしれませんが、IPOに広く参加する上で欠かせない証券会社になる事は間違いないでしょう。勿論、管理人は当選実績あります。

口座開設しておいて損はない・・・・三菱UFJフィナンシャル・グループのカブドットコム証券

 

岡三オンライン証券

岡三オンライン証券
岡三グループの岡三オンライン証券ですが、岡三証券で取り扱いがあっても岡三オンライン証券でIPOの取り扱いがない、逆に岡三証券でIPOの取り扱いがなくても裏幹事として登場する場合もある、不思議な裏幹事証券です。

実は最近、業界最低水準の手数料を発表しており、IPO以外でも実はお世話になっている証券会社です。

ネットで簡単にIPOに参加出来る・・・・岡三オンライン証券

 

 

安藤証券

裏幹事証券の中でもIPO申し込み方法が特殊で、正式に委託幹事になっていない段階からIPOの申し込みが可能です。大抵委託幹事になれないで終わるのですが、ごくたまに委託幹事になると気があるので、注意が必要です。

口座開設してもらえば分かるのですが、実は結構な数IPOの裏幹事になっています。

裏幹事としての穴場証券・・・・安藤証券

 

ライブスター証券

実は口座開設した方だけが知っている情報をお伝えします。ログインするとIPO画面があるのです。正式にIPO取り扱いの発表はありませんが、今後IPO取り扱いを開始するという合図なのかも知れません。ライブスター証券が裏幹事になったら当選確率はかなり高くなるでしょう。

先見の明があるかはあなた次第・・・・ライブスター証券

(2017年1月追記)

ライブスター証券でIPO取り扱い開始の発表がありました。果たして何人が管理人の予想を信じてくれたんですかね。
今ならまだIPO目的の投資家が少ないはずなので、当選をもらえる確率はかなり高いとの予測です。
ライブスター証券は前受け金が不要な証券会社なので、資金が少ない方こそ口座開設するべきです。
詳細は、『ライブスター証券IPO取り扱い開始』でまとめています。

 

GMOクリック証券

GMOグループのIPOでその存在が知らされたGMOクリック証券、管理人の当選確率は100%、まさに穴場中の穴場の裏幹事です。またGMOクリック証券が裏幹事になると初値暴騰しやすいという過去実績もあります。

 

取引画面がシンプルで分かりやすいのでIPO取引だけでなく、他の用途(例えば株主優待)で愛用している投資家さんも多いです。管理人も勿論その1人です。詳しくは『GMOクリック証券-IPO当選履歴と株主優待』で紹介中。

 

裏幹事1番のお勧め・・・・GMOクリック証券

 

裏幹事 初心者にお勧めの理由

裏幹事というだけあって、IPO目的で口座を開設している方が少ないと予想されます。株の配分される量に関していうと、主幹事証券、幹事証券(平幹事)には劣るかもしれませんが、ライバルという点で考えるとIPO抽選に参加する投資家が少ないので、チャンスが広がるのです。

 

更に裏幹事のほとんどは、IPOの平等抽選をおこなってくれるので、資金が少ない初心者投資家の方でも当選出来る可能性があるのです。

 

大手証券会社の口座を保有している方は既に実体験で分かっていると思いますが、大手証券(主幹事証券)でもIPOにはなかなか当選出来ません。

 

それは主幹事では株の配分数も多いかわりIPOに参加する投資家も多く、当選出来る倍率も高くなってしまうからです。また裁量配分といって、お得意様に優遇する仕組みもありますので、IPO初心者がいきなり大手証券で当選する事はかなり難しいのです。

 

手軽に始められるのも裏幹事(穴場証券)の魅力です。だからといって裏幹事ですぐに当選出来るというものでもありません、GMOクリック証券、松井証券、岩井コスモ証券の3社などは毎回ログインしてチェックしているから、管理人はチャンスを逃していないと思っています。

 

本当は、ここに掲載した裏幹事の証券会社全ての口座を開設するのがベストですが、大変でしたら少なくとも、GMOクリック証券松井証券、(以下説明の)岩井コスモ証券ぐらいは、口座をすぐに開設しておいた方がいいでしょう。

 

裏幹事証券ではないけれど穴場証券会社

最後に裏幹事ではないけれど、裏幹事なみに穴場の証券会社をご紹介。それは岩井コスモ証券です。

 

通常の証券会社での申し込みが1回なのに対して、岩井コスモ証券は2度申し込みが必要です。しかも、後期型と呼ばれ、他の証券会社のBB抽選の発表の後に当選・落選の発表があるので、IPO投資資金を有効に使えるのです。

 

この2回申し込まなければならないというのがミソで、管理人も結構失敗してしまうのですが、申し込み忘れ者が結構いると予想され、その分他の穴場証券会社に比べて当選する確率が高いかもしれません。

 

さらに実はこちらもあまり知られていませんが、カブドットコム証券、松井証券と同じ、一般信用の売りの売買も出来るので、株主優待クロス目的で利用する事も出来ます。

 

GMOクリック証券と同じで、普段は株主優待目的等で株の売買をおこない操作画面になれておいて、いざIPOの取り扱いが発表された時、慌てることなく申し込みをおこなうという事が可能です。

岩井コスモ証券「ネット取引」
以上裏幹事証券についてのまとめでした。裏幹事でIPOに当選する方法、まずは口座を開設してある事が大事な一歩です。興味ある方は口座だけでも先に開設しておくことがお勧めになります。