新規上場承認されたロコンド、初値予想をするにはまだまだ時間が早すぎますが、市場吸収金額が約30億円という数字が気になり、昨年度のマザーズ市場結果を確認してみました。

 

手前味噌で申し訳ありませんが、2016年度のマザーズ市場一覧表も当サイトに掲載中なので、ご参考になりたい方は、『2016年度マザーズ市場結果』をご確認ください。

 

マザーズ市場で公募割れするかどうかは30億円あたりが分岐点?

マザーズ市場で公募割れするかどうかの目安は市場吸収金額が30億円前後だったと言われていたような気がしましたので、昨年の実績を調べたところ、市場吸収金額30億越えの企業は次の5つでした。

  • アカツキ:公募割れ
  • グローバルグループ:暴騰率60%
  • ベイカレント・コンサルティング:公募割れ
  • キャリアインデックス:1.5%
  • MS-JAPAN:5.8%

安泰だったのは、グローバルグループのみで後は、公募割れかギリギリ公募価格以上の初値になっています。そう考えるとやはりロコンドのIPOは危険と考えざるを得ないです。

 

2016年3月IPOは不吉な過去

さらに昨年IPOで嫌な事を思い出してしまいました。まず1つ目は、市場吸収金額が30億には届きませんでしたが、20億越えのアイドママーケティングコミュニケーションです。管理人は当選を頂きましたが、見事に公募割れです。

 

次に、市場吸収金額約20億だったフィットの当選を頂きましたが、公募割れです。

 

どちらも3月に上場しているんですよね。ロコンドも3月!!

 

あまり考えたくはありませんが、3月IPOはよろしくないのです。

 

ただ、主幹事証券会社という目線で考えると、MS-JAPANのIPOを見事に成功させたのは、野村証券の手腕です。

 

約30億円というマイナス要素をどう、主幹事証券会社が仕切るのかが焦点になりそうなIPOです。

 

初値予想記事でもう少し、他の箇所に切り込んでみますが、こういったシンプルな分析も参考にはなりますよね。

 



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