日本銀行遂に動きました。日本初、マイナス金利の導入です。黒田バズーカー第３弾（追加の金融緩和）炸裂ととって良いのでしょうか。しかし今回は、いわゆるお金のバラまきではありません。市場にお金を流れやすくする為の施策です。
お金を銀行に預けると利子がつくのが世間一般の常識です。この金利が逆にマイナスになるのです。金利がマイナスになるという事は、利子がつかないどころか金利を支払わないといけなくなるのです。しかし、安心してください。皆さんが預けている銀行口座の金利がマイナスになるわけではありません。
民間の金融機関、いわゆる我々が利用している○○Ｊ銀行であったり、み○○銀行は、日銀に口座を、当座預金にお金を預けているのです。その時にだいたい0.1％程の利子を日銀から各民間の金融機関は貰えていたのですが、今後は預けると逆に金利を支払わなくなってしまうのです。そう、これがマイナス金利です。
こうすると、民間の金融機関は、預けているだけでは逆に損してしまいますから、多少のリスクをとってもお金を稼ごうとします。その結果、投資にまわすお金が増える事になり、企業への貸し出しを増やす事に繋がるという計算です。
民間の金融機関が、企業にお金を貸しやすくなるという事は、企業は設備投資しやすくなります。その結果、個人消費も上昇し、最終的には政府目標の物価２％に到達するというシナリオです。
このマイナス金利ですが、現在日銀に預けているお金はマイナス金利にならないで、今後新たに預けようとする場合に利子が発生するというところがポイントです。それでも金融機関同士のお金の残高は約250兆円あると言われていますので、このうちの何割かが市場に出回るようになると確かにインパクトは大きいです。ただ、政策委員の多数決で決められる今回のマイナス金利の導入、賛成5人、反対4人という日銀の中でも意見が割れているので、本当に機能するのか？ 素直に喜べるかどうかはこれからです。
これで今後のIPO市場も面白くなってきました。実は本日IPOラサールロジポート投資法人の初値予想記事をアップしようと思っていました。勿論弱気の予想です。しかし時流が変わりました。
IPOラサールロジポート投資法人、BB抽選期間は2月2日（火）迄なので、週明け月曜日の日本経済の株価の動きを見てから、申し込みを決めてもいいかもしれません。よって初値予想も直前迄保留です。
さてさて、管理人的には時期尚早な黒田バズーカーです。選挙前に放たれるはずが、いきなりですからね。今後政府がどう追随するのか、アベノミクスに注目です。もうカードがないとするとやばいですからね。そして選挙前にもう一撃で、日経平均株価21,000円突破という展開になってくれる事を祈るばかりです。
まあ、ひとまず直近のＳ級銘柄IPOは問題なさそうな予感なので、バリューゴルフとはてなは、当選する事に全力を尽くす迄です。それでは良い休日を！！
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