IPO当選した後の戦略として、前回初値で売る方法をご紹介しましたが、今回はより具体的に初値で売る実際の戦術になります。

 

IPO銘柄に限らす、市場開始すぐに売り出す方法、IPOで初値で売りを出す方法は、2つあります。1つは値段は市場任せでいいので、とにかく売りたいという『成行き注文』もうひとつは、幾らになったら売ってくださいと指定する『指値(さしね)注文』です。

 

2つの注文方法のうち、優先度が高くなるのは、『成り行き注文』になりますが、幾らの値段が付くかわからないので、大きな損をする可能性が高く、リスクと隣合わせの取引方法です。では、実際2つの取引方法について比べてみましょう。

 

IPO投資の基本 成行き注文

 

通常取引では、リスクの高い成り行き注文ですが、IPO取引においては、ほとんどの方が実践している基本的な注文方法です。必ず初値で取引が行われますが、仮に公募価格より低くても、売れてしまいます。

 

よって、思わぬ損害を得るかもしれません。それでも一般株より、IPO新規公開株の方が、利益を得やすい株である事は間違いないです。

 

 

IPO投資 高度なテクニック 指値注文

 

指値はその金額以上の初値が付いた時に株の売買が成立する取引方法です。例えば、IPOの初値が50万円以上の場合、指値を50万にしておけば、見事にIPO株を50万以上で売却する事が出来ます。

 

より詳しく説明しますし、50万以上という事は、60万でも70万でも、その時付いた値段で売買がおこなわれるという事です。よって、予想を超えた高値を初値が出しても、その値段で売却するので、利益を大きくとる事が出来ます。

 

逆に、初値が50万以下の場合、株が売られる事はないので、買った値段より安い値段で売ってしまったという悲劇から、大切な財産を守る効果があります。

 

どちらの方法で、株の売買をするかは、個人の感覚次第です。また注文方法も慣れるまでは多少戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえば、忙しい朝の時間帯でも5分足らずでIPO売買への申し込みが可能です。



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