IPO べステラ(1433)の初値が3,125円に決定した時は、もうIPOの時代は終わったのかと一抹の不安を頂いたものでしたが、その後の結果は凄まじい勢いです。最近上場した銘柄の中では1人勝ちの状況です。
個人的には、同時に上場日を迎え、管理人が当選したSTUDIOUS (3415) の方が人気も出ると思っていましたが、今のところ勢いが失速しています。
ベステラは、初値の3,125円が年初来安値という結果になっており、上場してから一度も公募価格を下回っていないばかりか、初値を下回っていないのです。
そして、上場日週末の株価は、ストップ高で脅威の5,230円です。あっという間に5,000円突破です。公募当選組もセカンダリ参戦組も皆がWINWINの素晴らしいIPOになっています。
しかし、STUDIOUSがそうであったように、前日ストップ高になったとしてもその勢いがそのまま次につながる保証はどこにもありませんので、注意も必要になります。現に、STUDIOUSは、3,970円のストップ高で取引が終了(9/3)したのにも関わらず、翌日はいきなり3,285円の安値を付けたのですから、このボラリティの高さはやはり脅威です。
果たして、来週もべステラ(1433)の勢いは続くのでしょうか。もうそろそろ息切れするとも予想出来ますが、結局のところは中国次第ですね。
9/1中国人民銀行が為替予約取引を抑制する為に発表した通知がどこまで市場に通用するかですね。その内容「人民元売り・外貨買い」の為替予約取引において、取引額の20%を「危険準備金」として中国人民銀行に預けなければならないというルールが何処まで市場を鎮静するか、正念場はこれからです。
中国政府の思惑通り、人民元が下落するのを食い止め、中国からの資金流出を防ぐ効果が目に見えて明らかになって来ると、少しは楽観出来るのですが、まだまだ市場の混乱は続くようです。
リスク不安のニュースばかり続きますが、さて、もうそろそろ次のIPOの発表時期になるのでは、来週に注目です。
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