IPO コメダホールディングス 3543 初値予想で視察

IPO コメダホールディングス（3543）の初値予想をお届けします。遂に本日2016年6月13日より、コメダホールディングス（3543）のBB（ブックビルディング）申し込みがスタートします。本来ならここでIPOの注目度NO1はコメダ珈琲店にうつったはずでしたが、皮肉にも週末にLINEの上場が発表され、主役はLINEに横取りされてしまった格好です。

それでもコメダ珈琲店は、スターバックスと比較されるほど全国区のコーヒー屋さんなので、知名度抜群、店舗も落ち着く空間、サービスに文句なしと3拍子以上がそろったチェーン店です。人気度は高いことが伺えます、ただIPO投資家として判断した場合、見えてくる景色が違いますので少しだけ迷ってしまうのです。

それでは、リスクとリターンを考えてコメダホールディングス（3543）のBB抽選に申し込んだほうがいいのか考えてみました。

コメダホールディングス（3543）公募割れしない理由

仮条件が1,780～1,960円なので、上限の1,960円で決定し、かつ東証１部市場に決定するという事が、まずは第一の条件になりますが、公募価格以上の初値を付けると予想しております。その理由は第１に、一度行けばリピーターになる可能性がかなり高い店舗であると言う事です。落ち着いた雰囲気の空間は、味覚だけでなく精神的にもリラックスさせてくれ、身も心も大満足出来るでしょう。

ソファーもゆったりしているし、店員の気遣い、サービスレベルも高いです。多数の新聞・雑誌は、どこかのラーメン屋さんのように脂ぎっていませんし、常に最新号で清潔です。つい先日も視察を兼ねて近所の店舗に行ってきましたが、相変わらず美味しい珈琲とカリッサクッのエビカツサンドに舌鼓です。

もうユーザー目線で全力買いの判断をしてしまいそうですが、IPO投資家なるものきちんと企業分析をしなければなりません。と言う事で、2つ目コメダホールディングス（3543）のビジネスの特徴を調べてみましたら驚きの事実です。なんと、流通コストや中間マージンをかなり抑えた高収益体制、企業のお手本ともなるビジネスモデルだったのです。

良く外見だけ立派な見かけ倒しの企業（店舗）もありますが、コメダ珈琲店は本物です。「珈琲を大切にする心から」の精神は伊達ではありません。もちろん、売上収益、営業利益も綺麗な右肩あがりです。

リスクをあえてあげるのであれば、100%売出である点ぐらいでしょう。しかし実はこれがIPOでは大きなファクターを占めているので、注意はもちろん必要です。結局、どんないいサービスを行っていても需要がなければおしまいです。その１点のリスクがどこまで影響力が大きいかになるでしょう。

それでも数々の魅力が豊富なIPOコメダホールディングス（3543）、公募割れリスクは新規上場承認時よりは下がってきたと思いたいです。

コメダホールディングス（3543）初値予想

公募れしないという判断での初値予想ですが、さすがに公募株数は多いので、当選しやすいメリットに反して、初値はそれほど高くなることはないでしょう。良くて、2,500円越えですが、ソラストとのW上場、前日にはベガコーポレーションの上場がある事を考えると、2,300円程度の初値に落ち着くのではないでしょうか。

大手予想と違って、好き放題、独断と偏見で初値予想を行える管理人ではありますが、さすがに一撃10万越え、5万越えの利益迄の壁は高いと感じています。

まあ、何があるのかわからないのがIPOでもありますので、株主優待同時発表効果で、初値が予想よりどのくらい高くなるのか見守りたいと思います。もちろん、管理人が当選することが一番大事ではあります。